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「スケア・キャンペーン」ドッキリがリアルに変わる瞬間を刮目せよ!(ネタバレあり)

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事前に仕込んだ心霊現象で恐怖に怯えるターゲットの一部始終を隠し撮りする人気ドッキリ番組「スケア・キャンペーン」は人気に陰りが見え、ディレクターはマンネリ化を打破するために、より過激でリアルなドッキリを仕掛けるが…

 

 

「スケア・キャンペーン」プチレビュー

 

 

日本ではお馴染みのドッキリ番組は主に芸能人がターゲットとなって、
さまざまなドッキリネタに仕掛けられますが、

 

 

最近はもっぱら“リアクション芸”が求められるようになってきたから、
途中でドッキリだと気づいたとしても、
いかにうまくダマされた“フリ”ができるか?が重要。

 

 

ターゲットとなる出川哲郎のような芸人にとって“リアクション芸”は生命線で、
リアルな素のリアクションよりも作り込まれたリアクションが重宝されます。

 

 

  • 表情がまったく変わらない
  • 何があっても微動だにしない

 

 

そんなドッキリ番組は見ていてつまんない。
でも、作り込まれた芸人のリアクションだって結果的につまんない。
一般人に仕掛けるドッキリの方が断然面白い。

 

 

制作者はより過激で大胆なドッキリを企画して、
すべては視聴率向上という大義のもとに限界スレスレを攻めてきますが、
この作品もまさにそんなスレスレのラインで虚構と現実が交錯するんですね。

 

 

 

Scare Campaign

 

 

予備知識ゼロで見たら、そのあたり大いに楽しめました。
できればネタバレを読む前に見た方がいいです。

 

 

でも、B級テイストなので、あまり期待しない方がいいですが…

 

 

撮影現場で心霊現象や超常現象に出くわすという作品は多いけど、
ドッキリのドッキリにリアルが乗っかってくる瞬間の衝撃はたまんなかった。
こんな番組が現実にあったら見ちゃうかもしれない。

 

 

 

Scare Campaign room

 

 

 

「スケア・キャンペーン」ドッキリのプロローグ

 

 

タイトルシークエンスは死体安置所が舞台。
夜間警備の仕事でやってきたオッチャンがドッキリのターゲット。

 

 

引き継ぎで「幽霊が出るかもしれない」と冗談っぽく噂話をかまされても、
「怖がりにはこの仕事は務まらん」と軽くスルーする余裕十分。

 

 

 

Scare Campaign

 

 

さて、ここからいよいよドッキリの仕掛け開始。

 

 

いつの間にか放置されていた遺体を安置所に運んだところ、
突然遺体がむくっと起き上がったもんだから、オッチャン大パニック!

 

 

確認のために遺体を覆うカバーのファスナーをゆっくりと降ろしたら、
ギョギョっと目を見開いた遺体の少女。

 

 

腰を抜かしそうになるオッチャンは猛ダッシュで監視室に戻って自分のカバンから護身用の銃を取り出し、
少女に向けて発砲しようとしたところ、

 

 

 

Scare Campaign eye

 

 

「ドッキリ大成功!」のネタばらし!タッタラ~♪

 

 

オッチャンは至る所に設置された監視カメラで一部始終を撮影され、
あわや発砲という殺人事件にもなりかねない寸前で番組が終わるわけです。

オッチャン、恐怖で失禁しちゃったところまでズームアップ。

 

 

想定外の行動に「いい映像が撮れた」と歓喜する番組スタッフ。
そんな中で仕掛け人のエマ(ミーガン・ワーナー)だけは降板を申し出ます。

 

 

いくら素のリアクションを求めてるとはいえ、
何が起きるか予測不能なシチュエーションは危険が伴うから、
このまま番組を続けてたらいつかまた同じようなことが起こりかねない。

 

 

でも、皮肉なもんで、
テレビ番組というものは予測不能だからこそ面白い。

先の読めないところに人間ドラマがあるんですよね。

 

 

折しも無料の動画投稿サイトで、
超過激な内容で若者に人気沸騰中の「MASKED FREAKS」によって番組は追い討ちをかけられます。

 

 

テレビ局の上層部から打ち切りを示唆された番組を存続させるために、
より過激に、よりリアルに、より刺激的なドッキリを考えるしかなくなるんですよ。

 

 

そこで捻り出したアイデアが精神病院の廃墟を舞台にして、
元患者のローハン(ジョシュ・クォン・タート)をターゲットにすること。
しかし、この企画はエマが危惧した結果を招くんですよね。

 

 

 

ドッキリがリアルに変わる衝撃的瞬間!(ネタバレ)

 

 

ターゲットだったはずのローハンはダマされる…どころか、
幽霊として現われた少女アビー(オリビア・デヨング)をナイフでメッタ刺し。
しかも、何のためらいもなく、血しぶきが飛び散るような惨劇。

 

 

すぐにネタばらしをしても本物の殺人鬼には届かず、
隠れて撮影していたスタッフもあっさりと殺害されちゃうんです。

 

 

 

Scare-Campaign girl

 

 

さすがにやり過ぎ!
ここまでリアルになったら番組的にも面白くないやん。

 

 

…って思ってたら、

これはまだマーカス(イアン・メドウズ)の意図した演出。

 

 

ターゲットに病的な部分を付け加えることでさらなる恐怖を演出したわけ。
でも、まさかこんなサイコパスだなんて思ってもみなかったわけ。

 

 

逆ドッキリでローハンがエマに襲いかかるところで寸止めして、
ネタばらし…となるはずが、

事態はまたしても想定外の最悪な展開に向かいました。

 

 

ドッキリがリアルに変わる瞬間を目撃することになりますが、
いやー、これがなかなか衝撃的でした。

 

 

エマはまだこの時点では「ターゲットは自分だった」ということを知りません。
だから、背後から襲ってきたローハンをアイスピックで刺して、
命からがらその場からダッシュで逃げ出します。

 

 

 

Scare Campaign murder

 

 

ヤラセなのに痛い思いをさせられて激高したローハンは逆ギレ。
でも、そこで待ち構えていたのはヤバいよヤバいよMASKED FREAKSの連中。

 

 

動画投稿サイトでもスナッフフィルム(殺人現場を撮影した映像)を扱っていて、
所詮はヤラセでしかない「スケア・キャンペーン」よりも過激化し、
それでいて警察沙汰にはならないMASKED FREAKSがリアルに絡んでくるんですわ。

 

 

殺人鬼ローハンの凶行によって、
少女アビーや番組スタッフが血祭りにされるのはドッキリのネタ振りで、
実際には死んでなかったことが明らかになるも時すでに遅し。

 

 

すでにマーカスの演出の域を超えていて、
現場はMASKED FREAKSによって仕切られたリアル殺害劇場。

 

 

刃物でローハンの頭を貫通させるおぞましい映像も納められ、
ここから先はすべてMASKED FREAKSによるノンフィクションとなります。

 

 

ドッキリのターゲットが実は殺人鬼だった。

 

 

これはエマを驚かせるための演出に過ぎなかったのに、
気がつけば取り返しがつかないくらい番組スタッフが血に染まりました。

行き過ぎた逆ドッキリがリアルな凶行を生んでしまいました。

 

 

 

Scare Campaign ema

 

 

日本でも若手ディレクターがやりそうな過ちで、
面白い物を追求するあまりに視聴率至上主義となって、
寝ても覚めても視聴率という怪物に立ち向かっていくんです。

 

 

それが視聴者の要求だと本気で思ってますからね。
良心なんてカケラもありません。
いや、最初はあったとしてもどこかで感覚が麻痺したんでしょう。

 

 

若者のイタズラがどんどんエスカレートして過激化し、
ためらいなく秒殺していく姿は殺人鬼以上にイカれちゃってます。

 

 

テレビよりもネットに夢中な若者が、
テレビより無法地帯のネットで好き勝手にやりたい放題。
そして、人気者になるという現代社会。

 

 

ヤラセのドッキリ番組の演出が甘っちょろく思えるくらい、
MASKED FREAKSの動画は残忍でグロい。

ま、規制が緩くて誰も止めないから当然だけど…。

 

 

 

「スケア・キャンペーン」3つの番組ルール

 

 

  • ルール1:ターゲットは一般人限定
  • ルール2:撮影を行うのは実在の場所
  • ルール3:絶対に人を傷つけない

 

 

だからこそ、マーカスはギリギリのラインを踏み超えることはないし、
殺戮集団と化したMASKED FREAKSとは同じ穴のムジナのようでいて全然違うわけで、
MASKED FREAKSにも何かポリシーがあればもっと面白かったかも…。

 

 

「スケア・キャンペーン」の作品情報

 

 

原題:Scare Campaign
監督:コリン・ケアンズ&キャメロン・ケアンズ 
製作年:2016年オーストラリア
上映時間:76分
公開日:2017年1月14日
配給:クロックワークス
出演者:
ミーガン・ワーナーasエマ/ドッキリの仕掛け人を務める女優
イアン・メドウズasマーカス/番組のディレクター
オリビア・デヨングasアビー/少女の幽霊
ジョシュ・クォン・タートasローハン/殺人鬼
パトリック・ハーヴィーas JD/番組の特殊メイク担当
シグリッド・ソーントンasヴィッキー/テレビ局の上層部でマーカスの上司

 

 

監督はオーストラリアのジャンル映画祭「モンスター・フェスト」で監督賞&脚本賞を受賞したケアンズ兄弟。
2013年のシッチェス映画祭でミッドナイトエクストリーム・グランプリを受賞した「モーガンブラザーズ」の監督でもあります。
M・ナイト・シャマラン監督の「ヴィジット」で主演を務めたオリビア・デヨングが幽霊役で出演していて、“スケアリークイーン”と称賛したくなるくらい絶叫する場面は良かった。
毎年恒例の「未体験ゾーンの映画たち2017」にて特集上映されました。

 

 

「スケア・キャンペーン」のあらすじ

 

 

ニセの心霊現象などで一般人を驚かせる内容が人気のテレビ番組「スケア・キャンペーン」も最近は無料動画投稿サイトの台頭で視聴率が低迷していた。そこで、番組スタッフはより過激なシナリオを考案し、廃墟となった精神病院を舞台にしたドッキリを仕掛けようと目論むが、ターゲットの元患者は本物の殺人鬼だった…。

 

 

「スケア・キャンペーン」の予告篇

 

 

 

スケア・キャンペーン

 

 

「スケア・キャンペーン」まとめ

 

 

ドッキリ→逆ドッキリ→リアル殺戮

 

 

二転三転するストーリー展開は76分という短い尺ではあっという間。
中だるみすることなくラストまで楽しめる作品でした。

 

 

ただ、その肝心要のラストを少し余韻を残したまま終わったのがいただけない。
続編を製作できなくもない終わり方はちょっと欲張ったかな。

 

 

それにしても「未体験ゾーンの映画たち」クオリティーはさすが。

 

 

オーストラリア映画というのもあまり見る機会がないだけに、
ケアンズ兄弟には今後も注目していきたい。

 

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