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【競馬】日本ダービーは流れを読み切ったレイデオロのルメール騎手にあっぱれ!

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映画の祭典がアカデミー賞なら、競馬の祭典は日本ダービーですが、昨日行われた日本ダービーはレイデオロという優勝馬よりもルメール騎手の騎乗技術と藤沢和雄調教師の執念がもたらした歴史的名勝負でした。

 

 

日本ダービーまでの道のり

 

 

競馬の世界、
とくに生産育成する牧場関係者や管理する厩舎サイドはもちろんのこと、
ダービーはすべてのホースマンにとって最大の夢、目標ですから、

 

 

「ダービーに始まってダービーに終わる」

 

 

という世界です。
今年のクラシック戦線は昨年のダービー翌週からすでに始まっていたわけで、
仕上がりの早い馬は6月にはもうデビューするんですよね。

 

 

血統好きにとっては今年はオルフェーヴルの初産駒がどんな走りを見せるのか?
早くも楽しみでなりませんが、
とりあえず今年のクラシック戦線のキーワードは…

 

 

「牝馬が強くて牡馬はレベルが低い」
という評価でした。

 

 

2歳時に評判の良かったムーヴザワールド、
全兄エアスピネルという良血のエアウィンザーはなかなか勝ち切れず、
シーザリオ一族のグローブシアターも開花せず、

 

 

重賞2勝と実績的には最右翼だったブレスジャーニーはクラシックに向けて調整中、
右トウ骨遠位端骨折が判明して戦線離脱。

 

 

2歳11月の東スポ杯で負かした相手がスワーヴリチャード、
2歳10月のサウジアラビアRCで負かした相手はダンビュライトという、
ダービーでも有力視された2頭に圧勝してるわけだから、
もし順調だったならまた違う結果になっていたかもしれません。

 

 

ま、余談ですが…
牧場の元経営者が競走馬2頭を射殺するという前代未聞の事件で、
レース前に有罪判決が出るという、

 

 

ブレスジャーニーには関係ないところで騒動になったりもしていて、
でも、勝負事には“運”も必要だから、
いろんな意味でついてない馬だったから仕方がないか。

 

 

牡馬牝馬混合の重賞レースまで牝馬が勝ったりするもんだから、
「牡馬はレベルが低い」

 

 

と言われてしまうのは当然の結果で、
でも、この傾向はそれほどめずらしい現象ではないので、

 

 

「フアンディーナの皐月賞参戦」

 

 

…はさすがに無謀で、
競馬ファンにとっては美味しい結果をもたらしてくれました。

 

 

 

Japan Derby

 

 

年が明けてからシンザン記念や京成杯が行われました。
昔と違って最近ではたまにシンザン記念出走馬が活躍するようになりましたが、
今年は1番人気3着のペルシアナイトが皐月賞2着、
2番人気6着のアルアインが皐月賞優勝というハイレベルな決戦だったんですよね。

 

 

道悪馬場で力を発揮できなかった2頭にとってシンザン記念は参考外でしたが、
その後、この2頭は皐月賞からダービーというクラシック路線よりも、
マイル前後の距離で戦うように思われたことで、

 

 

トライアルを使わずに別路線組から来たということもあって、
皐月賞ではあまり人気がありませんでした。

 

 

2月の共同通信杯で余裕のある勝ち方をしたスワーヴリチャードが急浮上。
弥生賞勝ち馬のカデナは追い込み一辺倒なので、
流れが向かなければ差し切れないというリスクがあり、

 

 

スプリングS組はあまり魅力がなく、
昨年の2歳王者サトノアレスこそ最速の上がりで4着でしたが、
皐月賞でも最速の上がりを見せながら11着大敗。

 

 

ディープインパクト産駒の切れ味はダービーでこそ発揮できただろうに、
社台グループの思惑(?)もあって出走しなかったのは残念。

 

 

ぶっつけ本番となったレイデオロは前例のないパターン。
皐月賞を年明け初戦で制した馬は1頭たりとも過去に例がありません。
それでも皐月賞で5着に来たのは力の証明。

 

 

最初からダービーをピークに持ってくるのが明らかなローテーションで、
皐月賞はいわば休み明けの“調教代わり”だったんでしょう。

 

 

数多のGIを勝利しながら牡馬クラシックのタイトルはにはなかなか縁がなく、
藤沢和雄調教師にとってはダービー優勝は悲願。

 

 

引退までのカウントダウンが近づく中で、
その思いは年々強くなり、ようやく実現できそうな馬が現れたことで、
ダービーを勝つために考え抜いたローテーションが叩き2走目でのダービー!

 

 

ここ数年、皐月賞はスタミナを消耗するタフな戦いとなってます。
そこで生じた疲労はなかなか抜けないくらい残るもの。

 

 

その皐月賞ではあえて力を余して負けてもいい
それが藤沢和雄調教師がダービーを勝つために選択したローテ。

(注:僕の勝手な見解です)

 

 

実はこのローテ、昨年のサトノダイヤモンドと同じパターンなんです。
2月のきさらぎ賞から直行で皐月賞を制したのは20数年前のハクタイセイ以来ありません。

 

 

案の定、サトノダイヤモンドは皐月賞3着で、
ダービーは落鉄のアクシデントもあってハナ差の2着で悲願成就ならず。

 

 

 

日本ダービーの流れ分析

 

 

レコードが出るような超高速馬場で、
前の馬が止まらないという傾向が今の府中競馬場のトラックバイアス。

 

 

当然、日本ダービーも2分23秒台の争い、
あるいはドゥラメンテが記録したダービーレコードの2分23秒2を更新するかも…と予想してました。
青葉賞勝ち馬のアドミラブルが2分は23秒6ですしね。

 

 

そう考えると必然的に前にいく馬が有利だし、
ダービーは「4角10番手以内」というのが勝つための絶対セオリー。
レイデオロやアドミラブルにはやや不向きな流れになるだろうと思ってました。

 

 

思ってました…が、まさかの超スローペースという展開。
1,000メートル通過タイムが1分03秒2というのはありえないくらい遅い。

 

 

こんなに遅いペースに対して、
1コーナーから2コーナーにかけて14番手にいたレイデオロの判断は早かった。

 

 

一気にポジションを上げて、3コーナーでは早くも前から2頭目。
4コーナーでは先頭で逃げていたマイスタイルに並びかける勢いで進出し、
直線に向いてから余裕を持って坂を駆け上って、

 

 

残り100メートルを切って先頭に立つも後ろの馬とは脚色は変わらない。
追いすがるスワーヴリチャードを振り切って先頭でゴール!

 

 

スワーヴリチャードも左回りの適性が高いので、
能力を100%フルに発揮しましたが、いかんせんペースが遅すぎました。
明暗を分けたのは4コーナーから直線の坂下での位置取り。

 

 

スワーヴリチャードは6番手から上がり3F33.5秒なのに対し、
レイデオロは先頭から上がり3F33.8秒とコンマ3秒劣ってますが、
どこまでいっても差が詰まらないような内容でした。

 

 

アドミラブルの上がり3Fは最速の33.3秒。

 

 

しかし、4コーナー13番手ではさすがに届くはずもなく、
大外枠でスローペースというのが堪えました。

 

 

逆に、この流れで3着まで追い上げてきたのは怪物級かもしれません。

 

 

最も強い競馬をしたのは間違いなくアドミラブルです。
2コーナーまではレイデオロは14番手、
アドミラブルは17番手とそんなに差はなかったんだよね。

 

 

どちらもトップ騎手が騎乗しながら、
一瞬の状況判断がこれほどまで大きく明暗分けるのもめずらしい。
ルメール騎手の判断はアッパレだし、デムーロ騎手は大舞台でやっちゃった。

 

 

 

1着レイデオロはキングカメハメハ
2着スワーヴリチャードはハーツクライ
3着アドミラブルはディープインパクト

 

 

種牡馬にもクラシックディスタンスの適性がありますが、
ダービーでは見事に分かれました。

 

 

Rey de oro

 

 

終わってみれば2分26秒9で決着。
良馬場で行われたダービーとしては最も遅かった2010年と同タイムですが、

 

 

優勝したエイシンフラッシュは上がり3F最速の32.7秒。
後に秋の天皇賞にも勝利しますし、

 

 

2着のローズキングダムは上がり3F32.9秒を記録し、
菊花賞2着の後にジャパンカップ優勝、

 

 

3着のヴィクトワールピサは有馬記念とドバイワールドカップを制覇し、
他にもルーラーシップ(秋天→JC→有馬記念と3戦連続3着)
トゥザグローリー(有馬記念2年連続3着)
ヒルノダムール(春天優勝)
ペルーサ(デビューから4連勝で青葉賞優勝で秋天2着)

 

 

…といったGIの常連も数多くいる近年最強の世代でしたが、
今年は同タイムといっても上がり3F最速は33秒台。

 

 

時計だけでは物差しになりませんが、
単純な比較ではちょっと物足りなく感じるかな。

 

 

僕の日本ダービー予想

 

 

レイデオロは当初からダービー目標なんで、
皐月賞は1周回ってきただけで競馬してないから、
ほとんど疲労なし。

 

 

さらには昨年末に重賞に格上げとなったホープフルSの勝ち馬というのもいい。
新設重賞の勝ち馬が後にGIを勝つことはたまにあります。

 

 

 

出世レースとしておなじみだったいちょうSが重賞格上げとなった最初の勝ち馬クラリティスカイは後にNHKマイルCでGI勝利。

 

 

 

今年からは有馬記念で競馬が終わりではなく、
その翌週に行われるホープフルSが年内最後のGIレースとなるんだけど、

 

 

これまでホープフルSからは名馬が誕生してない事実が盛り上がりを欠いて、
GIに相応しくないという気持ちにさせられてました。

 

 

唯一と言っていい名馬はトーセンジョーダンくらいじゃないかな。
でも、レイデオロが勝てば文句なし。

 

 

 

偶然にも同じ日の京都競馬場の準メイン安土城Sで勝利したシャイニングレイは3年前のホープフルS勝ち馬で、レイデオロと同じノーザンファーム生産で馬主は有限会社キャロットファーム。偶然と呼ぶにはちょっと出来過ぎなJRAの狙いを感じずにはいられません。

 

 

 

スワーヴリチャードは東京の適性が高いのは明らかで、
ハーツクライ産駒でもあるだけに「ここでこそ」というタイプでした。

 

 

そんなわけで…
この2頭を軸に3連単で勝負するつもりでいたんだけど、

 

 

ちょっとした迷いが欲望を誘って、
気がつけばサトノアーサーからの流しに切り替えちゃいました。

 

 

ダービーで2年連続2着という苦汁を味わってきた馬主の里見治氏の執念が実るような気がしたんですよね。
セリでもダービーを勝つために1億9500万円で落札するくらいの力の入れよう。

 

 

ちなみにサトノダイヤモンドの全弟は2億8,000円で落札されました。
馬主はもちろん里見治氏です。
ダービーを勝つまでは毎年こんな高額馬を送り込んでくるでしょう。

 

 

2歳王者のサトノアレスを引っ込めてまで勝ちにきた感じだし、
あえて遠征の皐月賞を使わなかったことで疲労も少ない。

 

 

きさらぎ賞、毎日杯と惜敗続きだけど、
ゆったりとしたローテーションで今年のピークに持ってきたとも言える。

 

 

東の藤沢和雄調教師に負けず劣らずの西の池江泰寿調教師のやることだから、
大きな仕事をしてくれるんじゃないかと期待しました。

 

 

ただ、その期待を裏切る川田騎手の消極的な騎乗が残念。
スタートが少し合わなくて、スローペースなのに位置取りが悪すぎた。

 

 

それでも2コーナーまでに10番手まで盛り返し、
ペースが上がったところでも動かず、
3コーナー手前では再び14番手まで下がってしまい、

 

 

そこから繰り出した上がり3Fの末脚はメンバー中2位の33.4秒なのに、
結果10着という、ちぐはぐな競馬内容はいただけない。

 

 

上がり3Fだけならスワーヴリチャードよりもコンマ1秒速いくらいなのに
着順は天と地ほど違うんだから悔しすぎます。

 

 

 

Winner voting ticket

 

 

 

流れを読み切ったルメールにあっぱれ!

 

 

レイデオロの勝因はルメール騎手のファインプレーが大きい。
もちろん、馬も強かったし、藤沢和雄調教師の戦略によるところも大きい。

 

 

あの状況で自ら動いていくのは勇気がいることで、
失敗を恐れない姿勢はさすがだし、
「一か八か」ではなく、絶対的な自信もあったんでしょうね。

 

 

一瞬の判断で一気に進出したレイデオロの後をついていくように進出したペルシアナイトは上がり3F34.0秒でも7着ですが、
2コーナーまではサトノアーサーの直後にいたんです。
でも、3コーナーでは4番手。

 

 

ペースが上がると同時に押し上げた戸崎騎手と同じように川田も動いていたら、
サトノアーサーも馬券圏内に入着できたような気がします。

 

 

ま、勝負事に“たられば”は無意味ですが…

 

 

高速馬場が当たり前の昨今の競馬では積極的に動かなければ大敗する。
それが改めて証明されたような今年の日本ダービーでした。

 

 

あわや大波乱のスローな流れを演出したマイスタイルの横山典騎手もアッパレだし、
皐月賞馬らしいところを見せてくれたアルアインにもアッパレ。

 

 

最大の驚きはアドミラブルの驚異的な追い込みですが、
もともとスピードとキレがある馬だけに、
この秋は菊花賞ではなくジャパンカップで見てみたいところ。

 

 

2014年生まれのサラブレッドは7,015頭。
その頂点に立ったレイデオロ(意味はRey de oro 黄金王)
ありがとう!

 

 

 

日本ダービーのレース映像

 

 

日本ダービーのレース映像

 

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