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全米映画ランキングは「怪盗グルー」シリーズの最新作がぶっちぎりで初登場首位。超大作が大幅に数字を落としていくなかで、ハリウッドの超一流クリエイターや映画通をうならせるスタイリッシュな「ベイビードライバー」が好位置でスタート!
全米映画ランキングはミニオンが脱獄!?
- Despicable Me 3(怪盗グルーのミニオン大脱走)
- Baby Driver(ベイビードライバー)
- トランスフォーマー/最後の騎士王
- Wonder Woman(ワンダーウーマン)
- Cars 3(カーズ/クロスロード)
「怪盗グルーのミニオン大脱走」が堂々1位!
「怪盗グルー」シリーズの3作目ですが、
オープニング興行収入7,200万ドルで初登場首位。
これは1作目の5,600万ドル以上、
2作目の8,300万ドル以下という微妙な数字ですが、
過去最大の4,529館という規模を考えると不本意かもしれません。
ちなみに、2015年に公開されたスピンオフの「ミニオンズ」は4,311館で、
オープニング興行収入1億1,570万ドルでした。
トータルは3億3,600万ドルで、2作目の3億6,800万ドルより下なんですけどね。
イルミネーションスタジオ製作の作品としては歴代4位のオープニング。
1位:ミニオンズ(2016年/1億1,500万ドル)
2位:ペット(2016年/1億ドル)
3位:怪盗グルーのミニオン危機一発(2013年/8,300万ドル)
すでに「ミニオンズ」の2作目の製作も決定してますが、
このまま推移すれば3億ドル突破は確実。
イルミネーションとしては「SING/シング」を超えることがまずは目標かな。
「ベイビードライバー」が初登場2位。
批評家サイトのRotten Tomatoesで98%という支持率を叩き出し、
ハリウッドのトップクリエーターが軒並み絶賛。
興行収入でもオープニングからかなりの記録を打ち出しそうでしたが、
フタを開けてみれば2,100万ドルという、
製作サイドが予想した数字を少し上回ったくらいでした。
イギリス人のエドガー・ライト監督にとっては本格的ハリウッドデビュー作。
…といっても、度肝を抜かれたとかではなく、
もともとこれまでの作品も高く評価されてましたが、
エッジの効いたユーモアとスタイリッシュなビジュアルのセンス、
全30曲の名曲に映画愛があふれるオマージュの数々!
新感覚のアクションコメディは早くも監督史上最高の興行成績を記録しました。
スティーヴン・キングのツイート
「みんなで手をたたいて観たよ。最高にかっこいい」
ジョン・ファヴロー監督のツイート
「今週末、『ベイビー・ドライバー』を見逃さないで。エドガー・ライトの最高傑作だ。」
※ジョン・ファヴローは「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」や「ジャングルブック」「アイアンマン」シリーズの監督で、俳優として「デアデビル」や「ウルフ・オブ・ウォールストリート」などに出演。
作品詳細は過去記事⇒アドレナリンが出まくる1時間53分を見逃すなっ!
「トランスフォーマー/最後の騎士王」は3位
前作とほぼ同じ2週目で-62.0%ダウンの1,700万ドル。
一日天下で終わりましたが、累計1億ドルは難なくクリアしました。
しかし、三部作の残り2作はさらに厳しい戦いなりそうですね。
監督がいよいよ今度こそマイケル・ベイからバトンタッチするかも…。
過去にも「今回が最後」発言をしてましたが、
さすがに興行成績がこれだけ落ちるとスタジオが許さないでしょう。
4位は「ワンダーウーマン」が2ランクダウン。
しかし、DCエクステンデッドユニバース史上トップに立ち、
累計3億5,000万ドルを突破しました。
オープニングは過去最低だったのに興行収入は過去最高の成績。
秋公開の「ジャスティスリーグ」にとって最高のお膳立てとなりました。
「カーズ/クロスロード」も2ランクダウンの5位。
3週目で960万ドルは寂しい数字ですが、
累計では1億2,000万ドルを超えてきました。
全米映画ランキング6位以下は…
6位:The House(原題)
7位:47 Meters Down(海底47m)
8位:The Beguiled(原題)
9位:The Mummy(ザ・マミー/呪われた砂漠の王女)
10位:パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊
「The House」は初登場6位。
娘を大学に行かせる費用を稼ぐために自宅地下を改修して、
闇カジノを運営する両親の奮闘ぶりを描いたアメリカ的コメディ。
「The Beguiled」が初登場8位。
今年のカンヌ映画祭で監督賞を受賞したソフィア・コッポラの監督作品で、
コリン・ファレルとニコール・キッドマンがダブル主演のスリラー。
1971年に公開されたドン・シーゲル監督のサスペンスで、
クリント・イーストウッド主演の同タイトル作品がありますが、
いずれも作家のトーマス・カリナンが1966年に発表した同名タイトルの小説を原作にしていて、リメイクというより、1971年版が脱走兵の視点から物語を描写していたのに対し、2017年版は女性たちの視点から物語を描写してます。
邦題は未定ですが、1971年版は「白い花の異常な夜」という邦題でした。
南北戦争の末期に負傷した兵士が民間人の女たちによって救出され、
人里離れた深い森の中にある女学院に運ばれるが、
そこで手厚い看病を受けながら過ごし、傷も癒えてきた頃、
男子禁制の女の園では女たちが兵士に並々ならぬ関心を持つようになり、
兵士をめぐって女たちが嫉妬や情欲に狂い始める…というもの。
ニコール・キッドマンの他にキルスティン・ダンストやエル・ファニングが出演。
女たちの憎悪を一身に浴びる兵士役をコリン・ファレルが務めます。
タイトルのBeguiledは「騙す」とか「欺く」という意味。
今週末公開の注目作品
Spider-Man:Homecoming
説明不要かと思いますが、スパイダーマンの新シリーズ!
今週末はこの作品に尽きるでしょう。
監督は「COP CAR/コップ・カー」のジョン・ワッツ、
3代目スパイダーマンを務めるのは「白鯨との戦い」のトム・ホランド。
マーベル・シネマティック・ユニバースとしては16作目。
アイアンマンとキャプテンアメリカ、ハッピー・ホーガンが出てきます。
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