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「T2 トレインスポッティング」変わらぬ男の選べぬ未来

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1996年に公開された「トレインスポッティング」は社会現象となって全世界で大ヒット!渋谷シネマライズでは33週にわたって公開され、興行収入2億4000万円というミニシアターでは当時最大級のヒット作となりましたが、あれから20年後の世界を描いた続編はやっぱ何も変わっちゃいない彼らが黄昏色して帰ってきた!

 

「T2 トレインスポッティング」のプチレビュー

 

 

 

20年という歳月が流れ、
時代も社会も人も自分の周りも大きく変わりました。
彼らは?

 

 

レントン

スパッド

シックボーイ

ベグビー

 

 

彼らが変わったのは見た目だけやないかい(笑)

 

 

ドラッグを断てない重度の薬物中毒で生きてたことも不思議なくらいだけど、
「オッサンになったなー」って感覚はビジュアルだけでなく、

 

 

イギー・ポップの「Lust For life」には軽快な疾走感があったのに、
今の彼らにはそんな軽快感は皆無。

 

 

20年分の重みと厚みが増した今回はプロディジーのリミックスで、
どっしりとした重厚感あるサウンドになったから、

 

 

冒頭から体の動きもなんとなく重いし、
ベグビーは勃たない。

 

 

そして、中身はガキのまんま。

 

 

「人生を選べ」

 

 

と、ほざいてた彼らの20年後は人生も未来も選ぶ余地なく、
人生という名のどん底街道まっしぐらなんやもん。

 

 

男連中は何も変わっちゃいないのに、
クラブで遊んでいた自由奔放な女子高生ダイアンだけが凄腕弁護士になってるんだから、
やっぱ女は環境適応力が優れていて強いよ。

 

 

でも、変わらなくたっていいんだ。
そもそも人はそんな簡単に変われるもんでもない。

 

 

「あの頃は良かった」と言わんばかりに、
昔の思い出にすがってばかりのノスタルジー気分ではダメだけど、

 

 

彼らは未来に踏み出す努力をしながら、
あとほんの少しの勇気と覚悟が足りないだけ。
ま、やり方はともかく…

 

 

やんちゃ坊主が大人になってもやんちゃしてるところが一生青春な感じで楽しそう♪

 

 

とくにレントンとシックボーイは過去の思い出話ばかりだけど、
久しぶりに再会した同窓会のようなもんだから、

 

 

「あったあった、そんなこと」とか、
「あのときのお前は…」的な昔話に花が咲くよね。

 

 

ん?ちょっと待てよ。

 

 

1作目と同じくこの作品を映画館で見てる僕も当時から20年の歳月が流れたわけで…

 

 

僕も中身はちっとも変わってないやんけー。

 

 

 

いったい何を考えながら、何をやってきたんだ…僕は。
あの頃に描いた未来予想図はどうなった?
夢は…人生は…

 

 

僕が青春映画大好きなのもずっと青春していたいからで、
変わらなきゃいけないこともあるってか。

 

 

ダニー・ボイル監督の演出も変わらずスタイリッシュ。
こういう続編のあり方はいいですね。

 

 

ダメ男たちがダメ男のままでいるからこそ共感できるし、

 

 

それこそ、タイトル通り「目的のない人生」を送るなんてつまんない。
夢見る大人でいたい。

 

 

 

T2 Trainspotting

 

 

 

変わらぬ男たちの選べぬ未来は?

 

 

 

この作品を見るにあたっては1作目のおさらいをしておくのがベターで、
マストといってもいいくらいリアルな彼らの20年後ですが、

 

 

1作目のラストでレントンは麻薬取引で得た大金を一人持ち逃げしました。
山分けするはずの仲間たちを裏切って…

 

 

そして、20年ぶりにオランダからスコットランドに舞い戻ってきたら、
かつての仲間はみんな未だに悲惨な人生を送っていたわけ。

 

 

殺人罪で刑務所に服役中のベグビー。
表向きはパブを経営しながら売春や恐喝を裏稼業とするシック・ボーイ。
家族に愛想を尽かされ、孤独に絶望するスパッド。

 

 

みんなどうしょうもないくらい暗闇のどんづまりで閉塞感しかない。
何度もヘロインを止めようとした…とは思いますが、

 

 

現実逃避のアイテムを手にした人間はそう簡単には止められない。
快楽を知った人間は体を蝕まれても薬を断てない。
楽に金が手に入ることを知った人間は犯罪と分かっていても悪事から抜け出せられない。

 

 

そんな地獄のループを延々と繰り返しながら、
結局何も変わらない…いや、変われないんでしょう。

 

 

未来を選べなかったのはただ勇気と覚悟が足りなかったからだけではなく、
他ならぬ自分の弱さにあったことを認められないせいかな。

 

 

 

そして、ベグビーは勃たない。

 

 

 

t2 Trainspotting 4shot

 

 

 

「T2 トレインスポッティング」レントンのセリフ

 

 

 

Renton:
Choose life. Choose Facebook, Twitter, Instagram and hope that someone, somewhere cares. Choose looking up old flames, wishing you'd done it all differently. And choose watching history repeat itself. Choose your future. Choose reality TV, slut shaming, revenge porn. Choose a zero-hour contract, a two hour journey to work. And choose the same for your kids, only worse, and smother the pain with an unknown dose of an unknown drug made in somebody's kitchen. And then... take a deep breath. You're an addict. So be addicted, just be addicted to something else. Choose the ones you love. Choose your future. Choose life.

(T2 Trainspotting (2017) - Quotes - IMDbより引用)

 

 

 

 

レントンが言いたいのは「人生を選べ」ってことなんだけど、
「Choose life」は当時流行っていたコピーで、
彼らはそのChoose lifeという流行言葉を使って言葉遊びしてたんですね。

 

 

シック・ボーイは今でも口説き文句のように使っていたので、
レントンが種明かしのようにまくしたてました。
でも、彼が本当に言いたいのは…

 

 

どこの誰が作ったか分からないような薬を用量も分からないまま吸い込んで深呼吸したらもう中毒者。
それだけで中毒。
誰でもすぐに何かの中毒になる。

 

 

FacebookやTwitterやInstagramだって同じこと。

みんな何かに依存して生きてる。

 

 

 

それだって自分からしたら中毒みたいなもん。
だから、

 

 

自分の好きなものを選べ!
自分の未来を選べ!
生き方を選べ!

 

 

20年前から言い続けながら、
時代が…社会が大きく変化したのに自分たちは何一つ変われなかった。

 

 

クズのような人生を選んだらもう選択肢はなくなって、
その結果がこのザマなんだ。

 

 

いくつもあったはずの可能性の扉はどんどん閉じられていく。
それが一瞬の快楽と引き換えにする人生の代償なんだ。

 

 

自分はどうありたい?
人生を選べ!

 

 

そんな熱いメッセージのような気がします。

 

 

 

「T2 トレインスポッティング」の予告篇

 

 

t2 トレインスポッティング 日本予告篇

 

「トレインスポッティング」の予告篇

 

 

「トレインスポッティング」の予告篇

 

 

若さ故の無敵感がほとばしる。

 

 

 

同じ20年、自分はどう生きてきただろうか?

おっちゃんも人生頑張ってんだ。
全力疾走できない代わりに頭ん中はフルスロットルだぜ。

 

 

 

T2_Trainspotting_3shot

 

 

 

「T2 トレインスポッティング」の作品概要

 

 

原題:T2 Trainspotting
監督:ダニー・ボイル
脚本:ジョン・ホッジ
原作:アーヴィン・ウェルシュ
撮影:アンソニー・ドッド・マントル
配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
製作国:イギリス
日本公開日:2017年4月8日
上映時間:117分
出演者:
マーク・レントン役:ユアン・マクレガー
スパッド役:ユエン・ブレムナー
サイモン(シック・ボーイ)役:ジョニー・リー・ミラー
ベグビー役:ロバート・カーライル
ダイアン役:ケリー・マクドナルド
ヴェロニカ役:アンジェラ・ネディヤコヴァ

 

 

 

「T2 トレインスポッティング」のあらすじ

 

 

ドラッグの大量取引で手に入れた大金を山分けするはず仲間を裏切り、一人で持ち逃げしたレントン(ユアン・マクレガー)が20年ぶりに故郷のエディンバラに帰ってきた。帰郷後すぐに向かったのはドラッグ中毒から今も抜け出せずに自殺を図ろうとしたスパッド(ユエン・ブレムナー)と、ブルガリア人の若い恋人ベロニカ(アンジェラ・ネディヤコバ)と組んで恐喝やゆすりで日銭を稼ぐサイモン(ジョニー・リー・ミラー)のもとで、かつての仲間と再会し、レントン自身も何も変わってなかったことから和解を受け入れてもらえた。一方、殺人罪で服役中の刑務所で仮出所が認められずに脱走した血の気が多いベグビー(ロバート・カーライル)は自分たちを裏切ったレントンの帰郷を知り、血相を変えて復讐を企てていた…。

 

 

 

映画『T2 トレインスポッティング』特別映像 レントン対ベグビー #Trainspotting2

 

奥さんとのベッドインで勃たないベグビーでしたが、
久しぶりのレントンとの追いかけっこに心身ともに興奮したのか?
取り逃した後にふと目にした股間はビンビンに!

 

 

ひょっとしてベグビーはゲイなのかも?

 

 

誰よりも父性愛を求めるキャラなんだとしたら、
それを悟られないための暴力性、
奥さんや息子を大切にするという優しさも合点がいく。

 

 

ゲイという説がやっぱ有力ですね。

 

 

 

T2_Trainspotting toilet

 

 

 

HIRO
ヘロインを吸い込んだ後のレントンが体をのけぞる角度が浅くなったのも歳のせい?

 

 

 

トレインスポッティングの意味は?

 

 

Trainspottingとはもともと「電車ばかり眺める」という行為を指し、
それが転じて「無意味(無駄)なこと」という意味で広く使われるようになりました。
「目的のない人生」という意訳もありかな。

 

 

それは彼らの人生、生き方そのものでもあるし、
そういう選択しかできないスコットランドの若者の現状なのかもしれない。

 

 

 

変わらぬ男たちの選べぬ未来にあるのは…

 

 

帰郷後はレコードの針をかけられなかったレントン。
皮肉な人生の逆転サヨナラ負けを喰らってレコードの針をかけたレントン。

 

 

この間に流れる時間こそ葛藤と後悔と贖罪と反省と欲望とほんのかすかな希望。
それらの感情が頭ん中で複雑に入り乱れながら、
まるで次の目的地に向かう地下鉄のような急スピードで遠ざかってくショット。

 

 

イギー・ポップの「Lust For life」とともに♪

 

 

そこはもう彼らにとって人生の終着駅なのかもしれませんが…

まだ終わっちゃいない。
何か他に選べるものはあるんじゃないか?

 

 

人生を選べ!

薬物を断て!

 

 

 

 

t2-Trainspotting

 

 

 

 

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