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映画「親指さがし」は怨念系のホラーと思わせておいて実は…

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私の親指を返して…

 

山田悠介の人気小説の映画化なんですが、
小説をあまり読まない僕は内容をほとんど知らずに見ました。

 

 
“コックリさん”のようなオカルト系のお遊びに“親指さがし”というのがあって、

これは親指を失くした少女のために親指を見つけることができたら、
何でも願い事が叶えられるという都市伝説なんです。

 

 

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ただし、
探している最中に、

 

 
「後ろから肩を叩かれて振り返ってしまうと、
永遠にこの世界には戻って来れなくなる」

 

 
という子供心にはものすごく恐ろしいルールがありました。

 

 

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主人公の武(三宅健)たち仲良し小学生の男女6人がこのお遊びをしたら、
そのうちの一人、

 
由美子(小野明日香)がホントにそのまま行方不明になってしまうところからこの作品は始まるのですが、
8年後に同窓会で再会した友達たちに、

 
武が、

 

 
「“親指さがし”で消えた人間は大人になったら戻ってくる」

 

 
というウワサを根拠に、

 

 
「もう一度みんなで“親指さがし”をして、
行方不明になった由美子を見つけ出そう」

 

 
と提案するホラー仕立てのミステリーになってます。

 

 

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ま、これは原作者が考えた架空のお遊びだと思うんですが、
このお遊びをする前に、

 

 
「もし由美ちゃんがいなくなったら絶対に俺が探してやるよ」

 

 
と由美子と指切りをした武にとっては探し出せなかった自責の念がずっとトラウマのように付きまとって、
由美子のお母さん(手塚理美)からも、

 
「もう由美子のことは忘れてね」

 
と言われても、
あの日のことはどんなに忘れようとしても忘れることができずにいました。

 

 
だから、

今でも自分が見つけ出してくれることを信じて、
どこかで待っているかもしれない由美子のために誰よりも必死になって行方を探そうとするのですが、

 
そのことが新たな悲劇を招いて、
“親指さがし”の呪いによって一人また一人と友達が親指を切断されて殺されていくんですよね。

 

 

 

呪いの正体

 
怨念がもたらす恐怖が主人公たちに襲いかかる展開はホラー映画によくありますし、
主人公たちがその呪いの謎を解くために行動するというのも、

 
「リング」とか「着信アリ」に代表されるよくあるパターン。

 
そういう意味ではかなり稚拙な脚本で演出もベタベタで凡庸だから全然怖くはなくて、
途中でちょっと飽きてきたんだけど、

 
知恵(伊藤歩)が呪いの真相に気付いたあたりから、
心臓がドキドキ高鳴るほど面白くなってきて、

 
正直、今思うとこのオチは全然めずらしくないんだけど、
見ている最中は観客は武たちと一緒に謎解きをするわけだから、

 
怨念の主である“サキ”の存在にずっと頭の中を支配され、

 

 
そんな状況下で意表を突くような不意打ちのオチを持ってこられたもんだから、

 

 
「おっ!」って感じ。

 

 
でも、これはサキという謎の怨念の存在があったことで、
監督にまんまとミスリードされたせいだから、
見終わった後はすぐに「やられたっ!」って感じで悔しかったけどね(失笑)

 
その後、1分かそこらで、

 

 
「結局サキは一体なんやねん!」

 

 
…っていう怒りがジワジワと込み上げてきました。

 

 
怨念系のホラーと思わせておいて、

 

 
実は…妄想サイコ野郎やんか。

 

 

 

自分の肩に全く身に覚えのない手形が付いていて、
しかも、親指がないことから、
怨念が憑依したかのようにサイコキラーになるって、

 

 

 
ぶっ飛びすぎ~!

 

 

 

 

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彼女を救えなかった自責の念が怪物を生み出したとか、
きっとそんなところだろうけど、

 
それならそれで伏線があるべきちゃうかな。
ミスリードするならもっと心地よく騙される快感が欲しい。

 

 

ただのハッタリ

 

 

これだけ日本製のホラーが世界に認められてきたのに、
恐怖演出が階段を歩いていると怪しげな影が見えたりとか、
大音響に合わせて背後からいきなりガッと肩を掴まれたりとか、

 
そんな手垢のついた古臭い手法では全然怖くはないし、
むしろ白けてしまうだけ。

 
ホラー映画は暗がりでいきなり何かが現れてドキっとさせるサプライズよりも、
恐怖の向こうにあるストーリーが何より大事なので、

 
日本のホラーが世界に通じたのは“怨念”という目に見えないものがじわりじわりと人の心を侵食していくではないかなと思います。

 
そこに“哀しみ”が見え隠れするから、
あの世に逝けない魂を成仏させなくてはいけません。

 

 
この作品では親指がないことで同級生にイジメられたうえに、
父親に無理心中させられたサキという哀しい人生を歩んだ少女がその存在…という、

 
前フリがただの前フリで終わってしまっているから、
最後に明かされる真相にはちょっとガッカリさせられました。

 
やっぱり「リング」的な内容に期待してましたから、
こんな怨念のないオチはミステリーにしてもあんまり面白くないよ。

 

 

 

何より、あきれるほど怖くない!

 

 
突っ込むところもたくさんあるから、
演出にも問題アリ。
あんなところにダストがあるなんて…。

 

 

余談ですが…

 

 

本編の上映前に主要キャスト5人がこの作品の見どころについて語るコメントVTRがありました。

 
予告篇で監督なり出演者なりが特報として、
公開前に何かしらコメントすることはよくありますが、
本編の前にこういうVTRを流すのは初めて見たような気がします。

 
なぜか全員浴衣なのですが、

 

 
「さあ始まるぞ!」

 

 
という楽しみ度MAXのときにこんなVTRを見せられると、
なんだかテンションが下がっちゃいます(失笑)

 

 

 

作品紹介

「親指さがし」(2006年日本)
原作:山田悠介(「リアル鬼ごっこ」「×ゲーム」ほか)
監督:熊澤尚人(「ニライカナイからの手紙」「君に届け」ほか)
出演:三宅健、伊藤歩、松山ケンイチ、永井流奈、佐野史郎ほか

 

 

V6の三宅健くんの初主演映画です。
伊藤歩はキレイになったなー。
デビュー作の「スワロウテイル」が懐かしい。

 
山田悠介のラノベはどうしてこんなに映画化やテレビドラマ化されるんやろ?
それがまた不思議でなりません。

 
「親指さがし」を公開当時はまだそうでもなかったけど、
「リアル鬼ごっこ」はシリーズ化され、
「スイッチを押すとき」なんて映画でもドラマでも…

 

 

 

まだ若かった松山ケンイチ

 

 

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あらすじ

 

 

子供たちの遊び場となっていたホテルの廃墟で、「親指を失った少女の霊を慰めて親指を見つけることができた者は願いを叶えることができる」というウワサがある“親指さがし”という遊びをした小学生の6人の男女。呪文を唱えた後に彼らが輪になってつないでいた手を振り下ろすと次の瞬間、悲鳴とともに由美子(小野明日香)の姿が忽然と消えてしまった。それっきり由美子の姿を見かけることはなかったが、それから8年後に開かれた同窓会でかつて一緒に遊んだ5人が久々に再会した。由美子が行方不明になったことに責任を感じていた武(三宅健)はみんなに「もう一度“親指さがし”をして由美子を見つけ出そう」と提案するが、次の日から彼らに不可解な現象が襲いかかってきた…。

 

 

 

“親指さがし”の遊び方

 

 

ある別荘で女性がバラバラにされ殺害されたが、そのバラバラになった遺体の左手の親指だけが何処にも見当たらなかった。その左手の親指を探してあげるというゲームである。

 

1.まず、輪になって地面に座り、右隣の人の左手の親指を自分の右手で握る。そうしないと、目が覚めた時に親指が切られてしまう。
2.目を瞑り、自分自身が別荘で殺害され、バラバラにされたと想像する。
3.目を開けると見覚えのない部屋へ辿り着く。そこが親指さがしの部屋である。
4.別荘に着いたら蝋燭が1本あり、それを吹き消せば元の世界に戻れる。
5.探している最中に後ろからポンポンと2回肩を叩かれることがあるが、その時は絶対に振り向いてはいけない。振り向いたら2度と生きて帰って来ることは出来ず、そのまま死んでしまう。

因みに、その親指を見つけてあげると幸運な出来事が起きるという。
(Wikipediaより引用)

 

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