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「さんかく」生々しいほど痛い三角関係の行方は…?

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小悪魔な少女に熱を上げる30歳のダメ男と、そんな男に愛情を押し付けるヒステリックな29歳の痛い女と、無邪気で天真爛漫な15歳の妹が繰り広げるリアルな三角関係を描いた作品ですが、その恋の行方は…

 

 

「さんかく」は生々しいほど痛くて切ない恋模様

 

 

 

どうしようもないほどナルシストなダメ男と、
好きすぎてストーカー化してしまうイタイ女と、
悪意のない小悪魔な少女。

 

 

そんな3人が織り成すウェルメイドな恋愛映画ですが、
これはある意味、ものすごく怖い恋愛ホラー作品ですわ。

 

 

こんなに生々しい恋愛映画もめずらしく、
もっと話題になってもおかしくないくらい秀逸な作品。

 

 

倦怠期あるある。
ラブラブ感の後にやってくる感覚が身につまされます。

 

 

 

triangle

 

 

 

「さんかく」の桃は小悪魔な少女

 

 

 

とりあえず僕が百瀬の立場だったとしても、
無邪気で天真爛漫な中学3年生(15歳)の桃ちゃんに、
好意を持ってしまうのは確実かもしれません。

 

 

だって、あまりにも無防備でありながら、
図らずも男を誘惑してしまうだけの小悪魔的魅力があるから、

 

 

ロリコン男でなくたって、
自由奔放で思わせぶりな彼女の振る舞いに心をダイレクトに揺さぶられますよ。

 

 

15歳の女の子なら、
部屋着には下着を着けないのは当たり前のことかもしれないけど、

 

 

キャミソールの肩ヒモが落ちてるだけでもなんだか妙にそそられるし、
ソファーで横になって寝てるときに、
胸元の小さな膨らみが見えてるのもヤバイくらい気になる。

 

 

 

triangle erena-ono

 

 

車のカスタムが趣味の百瀬にとって、
自慢のカスタムカーを褒められるのは嬉しいことなのに、

 

 

「個性的でかわいいじゃん!」

 

 

と思ったことをそのまま口にして褒めてくれるし、
ケンカの武勇伝をしたら目を見つめながら聴いてくれるだけでなく、

 

 

「桃は強い人、好きだよ」

 

とつぶやいたりして、
何かと心をくすぐるような存在なんですよね。

 

 

耳元で囁かれたらドキドキするだろうし、
他意はないと分かっていても

 

 

「好きだよ」

 

 

なんて面と向かって言われたら勘違いするだろうし、
キスしちゃったらもう、

 

 

「相手は中学生やんか」
「彼女の妹やしな」

 

 

…なんていう、
理性のブレーキとなる事実はどこかに吹っ飛びますよ。

 

 

幼児体型から今まさに大人の女の体になろうとする成長の過程にあって、
ショーパンにキャミソール姿で目の前をうろちょろされたら、
最初のうちは…

 

 

「ロリコンじゃあるまいし…」
「相手はガキやがな」

 

 

…って自分に言い聞かせるように、
大人の男としての理性を保てたとしても、

 

 

同じ屋根の下で一緒に時間を過ごすうちにどんどん心をかき乱され、
気がつけば歯止めが効かなくなってそうな気がするもん。

 

 

 

Triangle sankaku

 

 

はにかんだ笑顔で自覚のないままに男を“その気”にさせる、
あどけなくてキュートな小悪魔ぶり。
舌ったらずな口調に甘ったるい気だるさが妙にエロい。

 

 

そんな桃ちゃんをごくごく自然に演じるAKB48(当時)の小野恵令奈がマジで怖い。

ナチュラルオヤジキラーに斬られます。

 

 

 

「さんかく」の百瀬はかなり痛いナルシスト

 

 

 

そんな桃ちゃんに振り回される百瀬が、
どうしようもないくらいダメな男であることは見ていて腹が立つほどよく分かります。

 

 

後輩には「いつまで先輩づらしてんだよ」なんて陰口を言われるくらい、
ウザがられてることにまったく気付かないし、
勤務先での態度だって30歳の社会人とは思えない仕事ぶり。

 

 

男としても人間としても魅力なんてひとつもないような男ですが、
でも、こんなどうしようもなくバカでダメな男ほど、
無自覚な依存症タイプの女性からは、

 

 

「私がいなければ…」
「私が何とかしなきゃ…」

 

 

って思わせるだけの魅力があるんですよね。
佳代にとって百瀬という男はまさにそのタイプ。

 

 

 

triangle takaoka

 

 

佳代が一方的に押しつけてくる愛情が百瀬にとって重すぎてうざい、
面倒臭くなる気持ちは分からなくもないし、

 

 

彼女がプレゼントで買ってきた服のサイズが合わないだけなのに、
「着たくなければ捨てる」なんてブチ切れされるし、
キスをしても「前と違って愛がない」とか言われたら、

 

 

「じゃあ、どうすりゃいいの?」って話になりますやん。

 

 

そんなタイミングで桃ちゃんが目の前に現れたわけだから、
気持ちが移るのも無理ないかな。

 

 

ただ、佳代をストーカー扱いした百瀬が、
桃ちゃんにやってる行為もまたストーカーなのが笑うに笑えない。

 

 

留守電なのに1日に何度も電話かけまくって、
挙げ句は桃ちゃんの家の近くで待ち伏せ。

 

 

「声が聴きたかっただけ」なんて言ったところで、
それは佳代も同じ気持ちですもんね。

 

 

なんとも滑稽で哀れな男ですが、
気がつけば無意識に相手の迷惑を省みない自分本位の行動を取ってしまう人間の心理がまたリアルに怖い。

 

 

 

triangle momose

 

 

 

「さんかく」の佳代は痛いほど溺愛する女

 

 

 

佳代にしてもかなりイタイ女であることは間違いないのですが、
好きで好きでどうしようもなくなるほど溺愛すると愛情がひっくり返って、

 

 

ただの好意でも相手にとってはストーカーのように思われてしまうところがまた哀れなんですよね。

 

 

倦怠期ゆえの些細な口論でさえ、
一人で勝手にヒステリックになって怒りまくってしまうから、
相手がどんどん引いていく。

 

 

結果的にそれが自分にはね返ってくると感づいていても、
いつしか自分の感情をコントロールできなくなるんでしょうね。

 

 

口喧嘩の勢いでつい口走った別れ話。
佳代が、

 

 

「一緒にいられないよ」
「別れましょう」

 

 

と切り出したら、
逆に待ってました!と言わんばかりに、
百瀬から、

 

 

「別れよう」
「前から別れようと思っていたからちょうどいい」

 

 

と告げられ、
そのまま家を出ていかれてしまうのはあまりに不憫。

 

 

「駆け引きで別れを持ち出すなんて最低」

 

 

とまで言われ、
彼女にはそんなつもりはまったくないだけに悲しすぎますよ。

 

 

一度でも口にした言葉は取り消せないもんですわ。
とにかく情緒不安定。

 

 

大好きだからこそ嫌われたくない行動がすべて裏目裏目に出て、
裏目に出るからこそ行動は次第にエスカレートしていく。

 

 

百瀬の仕事場まで理由をつけては足を運び、
迷惑がられているにもかかわらず連絡を繰り返してしまうわけで、

 

 

「別れたくない」

 

 

と必死な思いですがりつけばつくほど、
相手からどんどん気持ち悪がられるところが苦しく切ないです。

 

 

 

Triangle kayo

 

 

また、桃にしたって
憧れの先輩に会いたくて東京に来たのに、

 

 

「彼女がいるから会えない」

 

 

と断られると先輩とその彼女のバイト先を訪ねて、
何するわけでもなく、
ただ、ずっと外から大好きな先輩を眺めてる…

 

 

その姿もまたストーカーっぽくて怖い。

 

 

 

Triangle momo

 

 

 

会いたくて会いたくて震える♪

 

 

 

結局のところ、

3人が3人ともに一方通行な愛情になってしまい、

 

 

その結果、間違った愛情表現として、
ストーカーのように付きまとってしまうところが、
この上なく日常的なリアリティがあるだけに怖いんですが、

 

 

でも、誰の心にもそういう面はあるでしょうね。

 

 

好きになるのは簡単なのに好きでいるのは難しい。

 

 

自分は好きでいることができても相手の心までは分からない。

 

 

西野カナなんて「会いたくて会いたくて震える」わけで、
相手も自分と同じくらいに思ってくれてなければちょっとしたキッカケひとつで確実に破綻しますよね。

 

 

同棲すればきっと訪れるであろう、
倦怠期はお互いに相手を思いやることでケンカは避けられるかもしれないけど、

 

 

無邪気な異分子が倦怠期の同棲カップルに不意に訪れたことでもたらされるドラマがいかにも生々しい「あるある」的で、
だからこそ怖い。

 

 

 

「さんかく」のラストシーン

 

 

小犬のような目をして何か話しかけようとする百瀬、
二人から向けられる微妙な視線をそらす桃ちゃん、
笑顔の佳代。

 

 

ラストシーンで3人それぞれが見せる、
表情と目の動きは何を物語ってるのでしょうか…。

 

 

それは見た人の感性に委ねられるのかもしれませんが、
百瀬はやっぱどうしょうもないほどバカなダメ男なんだ…と、
それが分かっていても佳代は許してしまうのかな!?

 

 

桃ちゃんのことが好きでも、
それでもいいっていう表情に僕には見えました。

 

 

それにしても高岡蒼甫のダメ男ぶり、
田畑智子の依存症でヒステリックな愛情表現、
小野恵令奈の大人びた少女の無自覚な小悪魔ぶり。

 

 

この3人の生々しいほど自然で、
リアルな演技は見事なほど素晴らしいです。

 

 

 

「さんかく」作品概要

 

 

監督脚本:吉田恵輔
撮影:志田貴之
音楽:佐々木友理
主題歌:羊毛とおはな「空が白くてさ」
製作:日活/テレビ大阪
配給:日活
上映時間:99分
公開日:2010年6月26日
出演者:
百瀬役:高岡蒼甫
桃役:小野恵令奈(当時AKB48)
佳代役:田畑智子
矢沢心
大島優子(当時AKB48)
太賀

 

 

 

「さんかく」あらすじ

 

 

 

同棲して2年になる30歳の百瀬(高岡蒼甫)と29歳の佳代(田畑智子)の二人は倦怠期で、百瀬は何かと面倒くさい佳代に、佳代はかまってくれない百瀬に苛立ちと不満を募らせながらも同棲生活をダラダラと続けていたが、そんなある日、夏休みを利用して佳代の妹で15歳の桃(小野恵令奈)が二人の家に転がり込んできた。突然一緒に暮らすことになった3人だったが、可愛い仕草でなれなれしく接してくる桃の素振りにドギマギする百瀬は年甲斐もなくのぼせあがってしまい、そんな妹に本気で嫉妬するようになった佳代は勢い余って「別れよう」という言葉を口にしてしまう…。

 

 

 

「さんかく」予告篇

 

 

「さんかく」予告篇

 

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