スポンサードリンク

【ネタバレあり】破裏拳ポリマーはアクション映画の限界を突破したヒーロー!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

「破裏拳ポリマー」といえば「科学忍者隊ガッチャマン」「新造人間キャシャーン」に続く変身ヒーローとして1974年にタツノコプロが世に送り出した作品ですが、 凶悪犯罪が過激化する2017年、巨悪を制圧するために警察は最強拳法“破裏拳”流の後継者である鎧武士に協力を依頼するが…

 

 

本当は強い破裏拳ポリマー

 

 

タツノコプロ創立55周年を記念する作品なんだから、
もっと予算をかけて今という時代にぴったりハマる作品を実写映画化すればよかったのに、
よりによって「破裏拳ポリマー」とは…

 

 

言葉のスケールだけは世界規模でもやってることは武器をめぐるいざこざ。
“正義”の価値観をめぐるガキのケンカの延長戦みたいなもん。
これではどんなに頑張ってもマーベルやDCコミックスには勝てないよー。

 

 

内容的には決してハリウッドに劣るとは思わないけど、何が足りないのかは明白。
真っ向勝負するにはメジャーと草野球くらいのレベル差があるだけに、
直球ど真ん中ではなく七色の変化球で「力vs技術」の戦いに持ち込むしかない。

 

 

そのためにはヒーローのルックにして唯一無二の拳法の達人、
探偵にして賭けバトルの強者ストリートファイターという下地があって、
特殊装甲スーツ“ポリマーシステム”を装着すればフィジカル面も強くなるわけで、

 

 

破裏拳ポリマーであれば本気になれば「アイアンマン」をなぎ倒せるだろうし
マーシャルアーツならまず負けないといっても過言ではない。
あぁ!それなのに…しょぼいなー。クライマックスがないままに終わった感。

 

 

 

HIRO
ポリマーシステム(アニメでは“ポリメット”と呼ばれるヘルメットのみ)は基本的には強化服なんだけど、装着すれば飛行艇にも水中艇にもF1マシンにもなれるし、ドリル付きの戦車にもなれるのに、映画ではただフィジカル強化、衝撃吸収されただけ

 

 

 

破裏拳ポリマー

 

 

 

アニメ「破裏拳ポリマー」の第1話

 

 

思わず見入ってしまうほど面白い。
自分が大人になった今の時代でも通用する鉄板もの。
笑いというのは普遍的ですね。

 

 

 

アニメ「破裏拳ポリマー」の第1話

 

 

アクション映画が陥りがちな弱体シナリオ(ネタバレ)

 

 

オリジナルのアニメは子供向けヒーローということもあって、
周囲の人物も含めてみんなちょっとマヌケでした。
いかにも子供が喜ぶ「しむらー!後ろ後ろ!」っていうドリフの定番パターンで、

 

 

当人(志村けん)は自分の身に危険が迫ってることを知らないのに、視聴者はみんな知ってるという鉄板ネタ。
子供はそんなギャップに自然と気持ちが盛り上がって笑いが溢れてくるもんで、頭脳明晰な鎧武士さえも普段は役立たずで使い物にならないフリをしてるくらい。

 

 

でも、破裏拳ポリマーって実はすごく高性能なシステムで、
それこそアイアンマンにも劣らないくらい何にでも変身できるのがミソ。
そして、マーシャルアーツの達人で強いわけです。

 

 

子供向けアニメではそれでよかった。
でも、アクション映画はアクションだけが良ければいいってもんじゃない。

 

 

ま、そんなことは僕が偉そうに言うまでもないんだけど、
お約束のような1話完結的パターンのシナリオでは2時間映画としては成り立ちません。

 

 

つまり、一難去ってまた一難どころか、
うまくいったと思ったその先にはもっと大きな罠が待ち受けていて、
それでも満身創痍のヒーローは超絶アクションで立ち向かっていくわけです。

 

 

 

破裏拳ポリマー ポリマー着用

 

 

どうにか乗り切ってその場をしのいだらいよいよラスボス登場。
ラスボスと超弩級のバトルを繰り広げるというのがアクション映画の定番。
そんな常套手段であってもいいんです。
アクション映画のテンプレートみたいなもんですからね。

 

 

でも、その一つ一つのシークエンスをおざなりにされちゃったらつまんない。

 

 

黒幕は盗んだポリマースーツをストリートファイターに装着させ、
それぞれにオリジナルポリマーの鎧武士とガチバトルさせることによって、
足技、手技、関節技を完コピし、本物を超える最強の兵器にしようと企てるけど、

 

 

その目論見がうまくいけばオリジナルといえども特別高性能な仕様というわけでもないから為す術なく破れてもおかしくないわけで、 でも、かなり無理矢理な形で決着をつけない。 

 

 

ポリマーレッグカスタム×-○鎧武士オリジナルポリマー
ポリマーアームカスタム×-△鎧武士オリジナルポリマー
関節技コピー目的のポリマー×-△鎧武士オリジナルポリマー

 

 

最初の相手にこそ完勝したとはいえ、
2戦目の相手はかつての盟友で破裏拳流の奥義まで教えた男。
お互いの手の内を知り尽くした相手だけにあらゆる足技手技はすべて封じられ、
しかも、ポリマーシステムで最強になってるからパワーは絶大。

 

 

 

破裏拳ポリマーアクション

 

 

 

ようやく盟友同士の本格的な格闘バトルが見られるもんだと思ったら、
まさかの薬物中毒による心臓発作で対戦中に突然死。
3戦目の相手は黒幕の娘で、さっきまでポリマー特捜室の仲間だった稗田玲が登場。

 

 

蒼く輝くポリマーアルテミスを全身に装着し、
接近戦で関節技を完コピすることが黒幕からの指令なんだけど、
もう足技、手技に加えて破裏拳流の奥義まで完コピされてるんだから、

 

 

はっきり言って勝ち目はゼロに等しいくらい劣勢です。
勝てません…敵が女性でもフルボッコです!大ピンチです!

 

 

でも、彼女のことが大好きなヘタレの来間譲一が必死のパッチで戦いに割って入り、
彼女の“正気”を取り戻そうと命がけで呼びかけ続けたことで、
ギリギリのところで正義心を取り戻した彼女はそのままバイクで爆走して自爆。

 

 

結局、鎧武士がちゃんと勝てたのは最初の刺客だけなんですよねー。

他の2人は敵前逃亡みたいなもんですわ。

 

 

 

ポリマーアルテミス

 

 

 

あっさりとラスボス登場(ネタバレあり)

 

 

すべての機能と技がコピーされたポリマーシステムを搭載した最強のポリマー!
ポリマーティターンの登場には思わず笑っちゃいましたが、
中身がおっさんだからか…素軽さゼロ、でも、強い。

 

 

「この世に悪のある限り、正義の怒りが俺を呼ぶ」

 

 

 

ポリマーティターン

これは悪用防止のためのポリマースーツのダイアローグコードですが、鎧武士がこの言葉を発すればポリマースーツが起動する仕組みなんです。
でも、もはやオリジナルを上回る性能なったポリマーティターンには歯が立たず、ポリマーアルテミス以上に苦戦してどうにもならないお手上げ状態。

こうなると勝手にベラベラ語り出すのがラスボスのお決まり。
聞かれてもいないのに鎧武士に向かって父親を殺したのは自分だとカミングアウトし、父を侮辱するような言葉を連発する八城章人警視総監(目の前のティターン)に腸煮えくりかえって怒りが炸裂!

 

 

 

 

「この世が光を求める限り、俺の怒りが悪を断つ」

 

 

この瞬間、

アニメにもなかった新たな決め台詞でニューポリマーが爆誕しました。
一気呵成にティターンを攻め倒してぶっ飛ばしました。

 

 

 

そして、爆発大炎上する施設からポリマーホークで脱出するのもいいすね。
最後の最後にポリマーの機能が発揮されました。
しかし、本人はそんな機能があることを知らなかったという…

(気が付けば勝手に背中に羽根が生えていて空が飛べたというオチ)

 

 

さすがにこれはもともと決められていたダイアローグコードではないと思うけど、
これにて無事に盗まれた3体のポリマースーツは回収され、
おそらくポリマー特捜室はリーダーの土岐田恒部長を失ったことから解散。
鎧武士はなぜか海外に行くという意味不明な行動でジ・エンド。

 

 

 

破裏拳ポリマー ポリマーユニット

 

 

 

 

破裏拳ポリマーの興行収入は?

 

 

興行成績はネット上でいろいろ調べてみましたが、
具体的な数字は見つかりませんでした。

 

 

でも、おそらく「美しい星」や「トリガール」「覆面系ノイズ」あたりと同様、
年間150位でもまだランクインしてないことを考えると、
少なく見積もっても5,000万円にも届いていないような気がします。

 

 

これではさすがに続編製作は厳しいだろうけど、
溝端淳平のアクションは悪くなかっただけにもったいない。
ネタだっていくらでも作れるだけに、坂本浩一監督にはもっと陽のあたる作品を撮ってほしい。

 

 

 

タツノコプロの今後

 

 

すでにアベンジャーズのようにヒーローをクロスオーバーさせる3DCGアニメが昨秋から放映開始。
タイトルは「Infini-T Force(インフィニティ フォース)」
この世界と1人の少女を救うために現代の渋谷に4名のヒーローが集結!

 

 

科学忍者隊ガッチャマン
宇宙の騎士テッカマン
新造人間キャシャーン
破裏拳ポリマー

 

 

今年2月には劇場版の公開も決まったようだけど、
これはこれで面白いんじゃないかなー。
「PSYCHO-PASS」第2期のシリーズディレクターを務めた鈴木清崇が監督。

 

 

 

インフィニティ フォース

 

 

 

Infini-T Force animation movie

 

「破裏拳ポリマー」の作品情報

 

 

原作:タツノコプロ
監督:坂本浩一
脚本:大西信介
主題歌:グッドモーニングアメリカ「悲しみ無き世界へ」
音楽:坂部剛
挿入歌:流田Project「戦え!ポリマー」
公開日:2017年5月13日
上映時間:108分
配給:KADOKAWA
出演者:
溝端淳平(鎧武士/ポリマー)
柳ゆり菜(南波テル/武士の非公認助手)
原幹恵(稗田玲/ポリマーアルテミス)
山田裕貴(来間譲一/武士とバディを組む新米刑事)
神保悟志(八城章人警視総監/戦闘型ポリマー推進派)
長谷川初範(土岐田恒刑事部長/来間と稗田の上司)

 

 

坂本浩一監督は自身も日米を拠点にスタントマンとして活動し、アクション俳優としても北米の「パワーレンジャー」など数多くの作品に参加し、監督作として「仮面ライダーエグゼイド」「海賊戦隊ゴーカイジャー」「仮面ライダーフォーゼ」「ウルトラマンX」「仮面ライダーゴースト」「仮面ライダーエグゼイド」「ウルトラマンジード」「赤×ピンク」など多数手掛け、最新作はテレビ東京とNetflixが共同製作する人気漫画のドラマ化「モブサイコ100」が待機中。

 

 

「破裏拳ポリマー」のあらすじ

 

 

激増の一途をたどり過激化する組織犯罪に対抗するため、警視庁と防衛省は極秘裏に提携し、重火器の無効化、組織に対する単体での攻撃力、機動力を兼ね備えた特殊装甲スーツを開発した。その名は「ポリマースーツ」。しかし、軍隊をも破壊できる絶大な力を手にすることを危険視した当時の警視総監は開発の中止を命令。すでに完成していたポリマースーツもその力を封印した。
数年後、新たに就任した警視総監(神保悟志)の指示によりポリマースーツの開発が再開されるが、テスト版ポリマースーツのうち3体が盗まれ、その強大な力を使った犯罪が頻発する。盗まれ悪用されるポリマースーツを撃退し取り戻すためには封印されたオリジナル版かつ完全版である紅きポリマースーツを使うしかない。特定の「声」によるダイアローグコードでその封印を解き、最強のポリマースーツを起動させられる世界でただ一人の人物は誰なのか…。
刑事部長の土岐田(長谷川初範)は最強拳法“破裏拳”の唯一の継承者でありながら元ストリートファイターで今は探偵の鎧武士(溝端淳平)に捜査への協力を求める。実は彼こそその「声」を持つ男だったのだ。大の警察嫌いの武士だったが、ポリマースーツの研究者である稗田玲(原幹恵)の魅力に惹かれ、捜査に協力することになる。相棒は心優しき新米刑事の来間譲一(山田裕貴)、助手は事務所の大家であり“自称探偵助手”の南波テル(柳ゆり菜)だ。
そんな中、再び事件が起こる。なぜ自分の声がダイアローグコードなのか分からないまま武士はポリマースーツを起動させ、その力を目の当たりにする。ポリマースーツが破裏拳の破壊力を増大させ、無敵のヒーローがここに誕生したのだ。捜査が進むにつれ、明らかになる裏切りと過去の秘密。そして、世界をも転覆させる巨大な陰謀。紅きポリマースーツに隠された謎とは?
(公式サイトより引用)

 

 

 

「破裏拳ポリマー」の予告編

 

 

「破裏拳ポリマー」の予告編

 

HIRO
新日本プロレスの棚橋弘至氏は「最後はスカッと爽快!「変身!ポリマー!」って言いたくなる!」ってコメントしてますが、僕もずっと「変身!」だと思ってました。転身だったとは…

 

 

ポリマーまとめ

 

 

坂本浩一監督らしいアクションと、
裏打ちを駆使した破裏拳がスピーディーで超カッコイイ!

 

 

ポリマーアルテミスと難波テルがちょいちょい魅せるお色気も絶妙で、
過不足なくその場の空気を変えてくれる箸やすめ的存在。

 

 

原幹恵は変身前もリケジョとして魅力を発揮し、
変身後はダメージ受けない程度に胸元にうずくまりたくなるやん。
柳ゆり菜もなかなかキュートな戦いっぷり。

 

 

そして、何より溝端淳平は初アクションとは思えないくらい堂々として、
確かにもう少し足が長ければもっとサマになっただろうけど、
抜擢した坂本監督の見る目はさすが。

 

 

山田裕貴は「ストロボエッジ」での超イケメンぶりが印象的だったけど、
意外にこんなヘタレな役も似合っていて、
プレイボーイよりも草食男子の方が案外説得力がある気がしたわ。

 

 

ま、でも、ちょっとイケメン無駄遣いかな。

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサードリンク

コメントフォーム

名前

メールアドレス

URL

コメント

トラックバックURL: 

スポンサードリンク

管理者プロフィール

HIRO


興行ウォッチャーHIRO

映画の興行成績を分析しながらヒットの傾向を探るのが好きな粉もん大好き関西人。マイナーな邦画をこよなく愛し、ラブストーリーからホラーまでジャンルを問わずレビューしてます。

もっと詳しく

サイト内検索
最近の投稿
カテゴリー
ソーシャル
人気の投稿
Twitter でフォロー
応援のクリックお願い!
スポンサードリンク
応援のクリックをお願い♪
スポンサードリンク
タグ
プライバシーポリシー
お問い合わせ

ページの先頭へ