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映画「坂道のアポロン」のタイトル由来!苦しみの先に見える大切なものは…(ネタバレあり)

坂道のアポロン

 

2009年の「このマンガがすごい!オンナ編」で1位を獲得した小玉ユキの人気少女漫画「坂道のアポロン」を実写映画化したこの作品は1966年初夏の長崎を舞台にしたオーソドックスな青春ラブストーリー♪

映画「坂道のアポロン」の作品情報

 

英題:KIDS ON THE SLOPE
原作:小玉ユキ『坂道のアポロン』(小学館「月刊フラワーズ」)
監督:三木孝浩
脚本:髙橋泉
音楽:鈴木正人
主題歌:小田和正「坂道を上って」(アリオラジャパン)
公開日:2018年3月10日
配給:東宝/アスミックエース
出演者:
知念侑李(Hey! Say! JUMP)
中川大志
小松菜奈
真野恵里菜
山下容莉枝
松村北斗(SixTONES / ジャニーズJr.)
野間口徹
中村梅雀
ディーン・フジオカ

坂道のアポロン

キャストと役柄

 

西見薫(知念侑李)
父親の仕事の都合で幼い頃から転校を繰り返したせいもあって、優等生で真面目なのに人付き合いが苦手。家の中にも居候ゆえに気分が落ち着く場所がなく、早く東京に出て医師になることを目指すピアノの得意な高校1年生。
迎律子(小松菜奈)
千太郎の幼馴染で薫のクラスの学級委員。純粋で明るく心優しい性格で、実家のレコード店「ムカエレコード」の地下にあるスタジオでウッドベース奏者である父の勉、千太郎が力強く叩くドラム、千太郎が“淳兄”と慕うトランペット奏者の桂木淳一が3人で奏でるジャズセッションがたまらなく愛しい時間である高校1年生。
川渕千太郎(中川大志)
大柄でバンカラな見た目でいて豪快かつ破天荒な性格もあって学校中から札付きのワルとして恐れられているが、実は明朗で面倒見が良く正義感も強い。兄貴のように慕う淳一の影響でジャズに魅了されたドラマーの高校1年生。

桂木淳一(ディーン・フジオカ)
親の反対を押し切って長崎から勘当同然で東京の大学に進学するが、上京後すぐにのめり込んだ学生運動を続ける中で自分自身の存在理由を見失い、気がつけば故郷に戻ってきた。
深堀百合香(真野恵里菜)
裕福な家庭で育った美しく華やかな東京のお嬢様で淳一の恋人。しかし、何も告げずに突然自分の前から姿を消した淳一を追ってようやく長崎の地で再会を果たすが…
迎勉(中村梅雀)
律子の父親でレコード店を営む。ジャズの知識には長けていて、地下スタジオから聴こえてくる淳一や千太郎の音色を聴くのが生きがい。

 

坂道のアポロン-自転車

 

テレビアニメ版

 

劇場アニメ「この世界の片隅に」を手がけたアニメ制作会社MAPPAによって、
2012年4月から6月までフジテレビ系のノイタミナ枠で放映されました。
全12話のタイトルにはそれぞれジャズの名曲が使用されてるんです。

 

#1 モーニン(Moanin’)
#2 サマータイム(summertime)
#3 いつか王子様が(Someday My Prince Will Come)
#4 バット・ノット・フォー・ミー(But not for me)
#5 バードランドの子守唄(Lullabys of Birdland)
#6 ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラブ・イズ(You don’t know what love is)
#7 ナウズ・ザ・タイム(Now’s the time)
#8 ジーズ・フーリッシュ・シングス(These foolish things)
#9 ラヴ・ミー・オア・リーヴ・ミー(Love me or leave me)
#10 イン・ア・センチメンタル・ムード(In A Sentimental Mood)
#11 レフト・アローン(Left Alone)
#12 オール・ブルース(All Blues)

 

テレビアニメ「COWBOY BEBOP」を手がけた渡辺信一郎監督と音楽担当の菅野よう子が久々にタッグを組みました。
オープニングテーマ「坂道のメロディ」はYUKIで、
エンディングテーマ「アルタイル」は秦基博という豪華布陣。
作曲編曲はいずれも菅野よう子によるもの。
いずれ劣らぬ名曲なので、この機会にオススメしたい。

 

「坂道のメロディ」YUKI

「坂道のメロディ」YUKI

「アルタイル」秦基博

あの坂道で君を待っていた
放課後の約束に遠く滲むサヨナラ
振り向く影 名前を呼ぶ声がして
夏の終わりに気づきもしないで僕は君だけ見つめた
弱くていびつですぐに壊れそうなあの頃の僕にね
小さな翼を君がくれたんだ
夕闇傾いた空にかすかな光を探してる
君が好きだと好きだと言えたなら
夕闇浮かんだ星はまるであの日の君のように
頼りない今をやさしく照らしてる
忘れないよ
移ろう風にいつかの夢が霞んでも傷ついても
それでも変わらない大切なもの抱いて僕らは今日を生きる
ガラスは砕けて胸に刺さったまま鈍く痛むけれど
キラキラ目映い光 乱反射する
夕闇紛れた街へ長い坂道歩いてゆく
君のかけらはいつもここにあるから

秦基博 meets 坂道のアポロン「アルタイル」MusicVideo

 

漫画版(原作)

「月刊フラワーズ」にて2007年11月号から2012年3月号まで連載された。
その後、5月号から9月号までは番外編「BONUS TRACK」として掲載されました。
単行本は全9巻と番外編1巻。

 

「坂道のアポロン」のざっくりした感想

 

眩しい瞬間はほんの一瞬しかない。
しかし、それは一生もんの大切な輝きになるんだから、
友情って大事…友達ってやっぱ宝物だよね。

ジャズのセッションは号泣するほど心に染みたし、
ガサツな千太郎と繊細な薫、
そんな男二人を優しく見守る律。

みんなそれぞれが魅力的で、
1960年代という時代設定と舞台の長崎がベストマッチ。
ベタだけどオーソドックスな青春映画でした。

 

最大のハイライトとなる文化祭。
電源系統のトラブルで演奏ができなくなったロックバンド。
ざわつく会場、帰り始めた観客、なんとか再開しようと懸命に原因究明する実行委員。

シラケムードが充満していく中で“つなぎ”として突然ピアノ演奏を始めた薫。
その曲は律子が大好きな「My favorite things」ですが、
仲違いしたままの千太郎がすぐさま呼応し、ピアノに合わせてドラムを叩き出す。

突然始まったピアノとドラムのセッションが胸を熱くする場面が最高。
その流れで突入する「Moanin’」がずっと頭から離れません。

 

坂道のアポロン学園祭

 

ロケ地は長崎県佐世保市内

 

「坂道のアポロン」のロケの多くは長崎県佐世保市内で行われました。
長崎ってロマンティックな夜景が有名だけど、街並みも昭和チックなのに新しい。
ロケ地になった代表的なところをいくつかピックアップします。

薫と律子がデートの待ち合わせをしたのは「浅子教会」
初デートの前に律子と千太郎が一緒にいたことに薫は愕然としますが、
でも、二人ともクリスチャンだから、
二人がミサに通う教会が同じなのは必然なんですよね。

その後のデートに千太郎が加わったのは大きな誤算だろうけど(笑)
せっかくの初デートが三人になったのもいい思い出になるよ。
千太郎が自分の出自を語るシーンもこの教会でした。

「眼鏡岩」では百合香が千太郎をモデルにスケッチした場所。
薫と千太郎が出会うファーストシーンは「聖和女子学院」の屋上。

三人で海水浴に行ったのは白浜海水浴場。
ここで千太郎はヤンキーに絡まれていた百合香にひと目ぼれするんです。

「八幡坂」は佐世保東高校の通学路にある坂道。
この坂道こそ、薫が「あの忌々しい坂道」と表現した長い長い坂道です。

佐世保東高校のモデルとなったのは実在する佐世保北高校。
クライマックスの重要な場面となるのは「黒島天主堂」という教会でした。

 

他にもロケ地情報とロケ地マップが下記のサイトにあります。

 

参考

坂道のアポロン×長崎/佐世保特集佐世保/小値賀の観光情報サイト「海風の国」

 

「坂道のアポロン」の興行収入

 

3月10日に公開されて、
週末2日間のオープニング興行収入は8,500万円。
観客動員数は6万5,900人ということで、初登場9位はやや不本意なデビューでした。
天下の東宝配給作品であることを考えると大コケのレベル。

2週目は週末3,800万円で累計興行収入2億円。
ランキングは圏外の11位で、もうほとんど上積みが見込めません。
最終的には5億円突破も厳しいところかな。
とても残念でなりません。

 

タイトルの由来は?

 

「坂道のアポロン」ってなんとなく心惹かれるタイトルなんですが、
ギリシャ神話のエピソードに由来すると思われます。
アポロン(アポローン)とダフネ(ダフネー)の有名なエピソード。

アポローンといえばギリシャ神話における太陽神。
ある日、アポローンに小馬鹿にされて激怒したエロースはその仕返しとしてアポローンに金の矢を放ち、
たまたま近くで川遊びをしていた美しく純粋な娘ダフネーには鉛の矢を放った。

 

金の矢には激しい愛情を芽生えさせる力があり、鉛の矢には愛情を強く疎む力がある。

 

エロースの思惑通りにアポローンはその瞬間からダフネーにとことん求愛し、
ダフネーはアポローンからの愛情を頑なに拒絶。

しかし、それでも収まらない激しい恋慕はどんどんエスカレートするばかりで、
まるでストーカーの如く付きまとうようになるが、
ついに逃げ場を失うほどアポローンに追い詰められて力尽きたダフネーは父である河神ラードーンに懇願して、その身を月桂樹に変えてもらうんです。

目の前で月桂樹に変わり果てたダプネーの姿を見てひどく嘆き悲しむアポローン。
彼は月桂樹を聖樹にすることで自らの愛の証とすべく、月桂樹の葉と枝から月桂冠を作って永遠に身に着けている…
(Wikipedia参照)

アポローンとは?
オリュンポス十二神の一柱であり、全知全能の存在であるゼウスの息子。竪琴を手に執る音楽と詩歌文芸の神として名高いが、理性的であり、冷酷さと残忍さも併せ持つ性格であり、城壁を素手で打ち砕く頑強な腕力もあるほどで、ボクシングを創始した神としても知られる。
エロースとは?
弓矢およびトーチが象徴的な恋心と性愛を司る神。英語ではキューピッド。黄金の矢に射られた者は激しい愛情に取り憑かれ、鉛の矢に射られた者は恋心を嫌悪するようになる。
ダフネーとは?
ギリシア神話に登場する処女のニュムペー(精霊)で歌と踊りを好む若くて美しい女性の姿をしている。山や川、森や谷を守る宿り神。ギリシア語で月桂樹という意味。

 

タイトルの由来に込められたメッセージ(ネタバレあり)

 

注意
ここから先は結末に触れていますので、未見の方は自己責任でお願いします

 

忌々しい坂道のてっぺんにあるのは彼らが通う佐世保東高校で、
アポローンとはもちろん千太郎のことでしょう。
力強く、音楽的才能を持ってるところも含めて学校を守る守護神のよう。

ダフネーは処女性がありながら、
薫と千太郎を近くで遠くでそっと見守る女神のような律子かな。

では、物語の中心にいる薫はエロースかといえばそんなこともない感じ。
彼なら意地悪で二人に矢を放つようなマネはしない。

そう考えると矢は放たれたのではなく、もともと彼らの心の中にあるもので、
ふとしたキッカケで一気に覚醒したのかもしれません。

千太郎=理性的なのに暴走してしまった百合香に対する恋慕
律子=恋愛には無関心ながら薫にキスされたことで拒絶反応が出てしまう
薫=芽生えた恋心を抑え切れず、嫉妬心も募らせていく

その結果、薫は千太郎と口もきけなくなるほど仲違いしてしまい、
千太郎は交通事故で律子に大怪我を負わせてしまい、
お互いに自責の念で苦しむ羽目に…

 

世の中、自分の思い通りに生きられる人なんて少ないよね。
全宇宙を破壊できるほど絶対的で強大な力を持つ全知全能の神であるゼウス。
その息子のアポローンでさえうまくいかないくらい人生は難題。

多くの人は傷つきながら、つまずきながら、
もがき苦しみながら“明日”という未来を夢見て生きてるわけで、

それは人生という名の坂道を毎日アップダウンする苦行のような通学に似た感覚。
抑え切れないほど盲目的で激しい感情は理性さえも瓦解させてしまい、
ふと気がつけば自分にとって大切なものを失ってるかもしれないという寓意。

千太郎も薫も律子も無意識のうちにコントロール不能になっていて、
それが10年という長きに渡る疎遠につながっちゃいました。
長いけれど、坂道で味わった苦行に比べれば十分に耐え得る時間じゃないかな。

 

MEMO
公式ではなくあくまで個人的解釈なのであしからず

 

坂道のアポロン-学校内

 

あれから10年も…(ネタバレあり)

 

あれから僕たちは何かを信じてこれたかな
あの頃の未来に僕らは立っているのかな
すべてが思うほどうまくはいかないみたいだ

 

そんな「夜空ノムコウ」が頭ん中で流れちゃうくらい、
千太郎が二人の前から逃げるように姿を消して10年という月日が流れました。
誰一人としてこんな未来になることを予想してなかったはず。

あの交通事故…いや、その前に、
挑発してきたアメリカ人に向けてジャズセッションを始めた外国人バーで、
千太郎が百合香のことを好きだと目の当たりにした律子がショックで店を飛び出した瞬間から三人の心はバラバラになってましたが、

あれからそれぞれ会うことも連絡を取り合うもないままに時が過ぎて、
でも、きっと片時も忘れることはなかったに違いありません。

 

坂道のアポロン-ジャズセッション

 

医師としてせわしなく病院で働く薫のもとを訪ねてきた淳一と百合香。
二人は結婚して、百合香のお腹には赤ちゃんがいました。

そして、百合香はある教会で撮影された集合写真を薫に手渡すんだけど、
その写真の隅っこには神父の格好をした千太郎らしき姿が写ってるんです。

消息不明の千太郎の居場所の手がかりになるかもしれない。

すぐに佐世保に戻って、あの忌々しい坂道を上って母校を訪ねた薫。
そこには教師となった律子の姿が…
薫も律子もあの頃に描いた夢をきちんと実現させてるんですよね。

二人で千太郎がいると思われる教会に向かったら、
懐かしいメロディーが聞こえてきて、その先には神父となった千太郎の姿がありました。

 

教会に置いてあるドラムとピアノですぐにセッションを始める千太郎と薫。
この10年で何があったかなんてイチイチ言葉にせずとも、
ジャズの音色を通して語り合えるくらいに会えない時間も育まれた友情。
その姿を誰よりも待ち遠しく願っていた律子。

 

 一瞬であの頃に時間が巻き戻ったような三人の姿が微笑ましく清々しい。
いやー、もう涙が止まりませんでした。

ダムが決壊したかのようにあふれる涙が頬を伝いながら、
次の瞬間には律子のために「My favorite things」の演奏を始めた二人。

高校時代に薫の誘いで歌えるように練習してましたが、
そんな伏線があったからこそ律子にズームアップしてようやく披露するのかと思いきや、
歌わないままに律子の表情を映して終わりなんて、
「歌わんのかーい!」と誰もが突っ込んだことでしょう。

 

三木孝浩監督トリビア

 

三木孝浩監督といえば少女漫画の実写映画化に定評があって、
当ブログでも何度か取り上げてますが、
代表作としては「アオハライド」とか「ソラニン」でしょうか。

興行収入25億円を記録した「ホットロード」はキャリア史上最大のヒット。
直近では昨年公開された広瀬すず主演の「先生!、、、好きになってもいいですか?」があります。

あと、原作は少女漫画ではないけど、
小松菜奈と福士蒼汰主演で興行収入18億5,000万円を突破し、韓国でも大ヒットを記録した「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」が話題となりました。

そんな三木孝浩監督は吉田智子の脚本と相性が良く、
過去には「僕等がいた 前篇/後篇」「アオハライド」「ホットロード」「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」を手がけました。
吉田智子脚本の「君の膵臓をたべたい」の三木孝浩監督バージョンも見てみたいくらい。

 

今回は監督デビュー作「ソラニン」でタッグを組んだ髙橋泉の脚本。
髙橋泉といえば「凶悪」とか「ミュージアム」「秘密 THE TOP SECRET」など、
精神を病んだサイコパス的な作品が多かっただけに、なかなか意外でした。
近作では北原里英の初主演作「サニー/32」の脚本を手がけました。

sunny32
【ネタバレ感想】サニー/32は元ネタ以上に現代的で衝撃的な北原里英の神っぷりが戦慄のキタコレ!

三木孝浩監督作品の常連で必ず出演してる野間口徹はもちろん今回も出演してます。
千太郎の父親役なのでわかりやすく、
ウォーリーを探せ的扱いではなかった(笑)

 

映画「青空エール」はピグマリオン効果でひたむきに頑張るまっすぐな青春恋愛映画の決定版!
映画「アオハライド」は未来がキラリと輝いてると信じて走りたくなる青春ラブストーリー!

 

「坂道のアポロン」のあらすじ

 

東京で医師として病院に勤める西見薫(知念侑李)のデスクには3人の高校生が笑顔を見せる1枚の写真が飾られていた。それは10年前の夏。横須賀から佐世保に転校したばかりの彼にとってかけがえのない大切な友人と写した写真。彼は転校先の高校で“札付きのワル”と恐れられる破天荒な川渕千太郎(中川大志)と心優しい千太郎の幼なじみの迎律子(小松菜奈)と運命的な出会いを果たし、千太郎の影響でジャズの魅力に夢中になるが、三人で過ごすうちに気がつけば律子に恋心を抱いていた。しかし、律子が思いを寄せるのは千太郎。切ない三角関係にあっても千太郎とセッションする時間は特別でサイコーだったが、そんな幸せな時間は長く続かず、ある出来事をキッカケに3人はバラバラになってしまう…。

 

「坂道のアポロン」の予告篇

 

「坂道のアポロン」の予告篇

 

「坂道のアポロン」のツボ

 

多くのレビューでは評価が低いように思えてならないディーン・フジオカですが、
昨年末公開の「鋼の錬金術師」も個人的には全然良かったし、
今回のトランペット奏者も“型”にハマっていてドンピシャのキャスティングでした。

知念侑李くんはまだまだ幼くて妙に意地っ張りなところが薫にピッタリで、
ミステリアスな空気を醸し出す小松菜奈も無自覚な小悪魔的ところが律子っぽい。

真野恵里菜も女優として成長著しく、作品ごとに違う表情を見せてくれます。

ドラムもピアノもトランペットも本人が演奏してるだけあってリアルだし、
ジャズの自由なところにぐいぐい引き込まれました。
あまりヒットせずに早々と打ち切りとなったのは残念やなー。

 

坂道のアポロン-Dean

 

中川大志に注目!
2018年にブレイク必至の注目株!

 

千太郎の性格面での二面性を見事に見せてくれた中川大志は100点満点!
これは現時点で中川大志の代表作といえるだろうし、
もうしばらくは青春映画でも通じる世代だけに今後がますます楽しみな俳優です。

2015年の深夜ドラマ「監獄学園-プリズンスクール-」が印象的で、
久しぶりにリメイクされた「南くんの恋人〜my little lover」の南くん役も強烈。
でも、なんといっても映画「四月は君の嘘」の渡亮太役が男前すぎた。

その後も昨年は「きょうのキラ君」「ReLIFE リライフ」と主演映画が続きましたが、
今年は少女漫画原作で夏公開予定の「虹色デイズ」が話題になること確実。

なっちゃん(羽柴夏樹)→佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)
まっつん(松永智也)→中川大志
つよぽん(直江剛)→高杉真宙
恵ちゃん(片倉恵一)→横浜流星

という4人のイケメンそれぞれが主役を演じる日本映画初の試み。
松竹配給なので爆発的ヒットにはならないと思うけど、
別冊マーガレットで人気が高く、テレビアニメ化もされました。

 

中川大志が演じるのはイケメン4人の人気投票の中で最も人気がなく、
女子好きなチャラい男子高校生なので好感度が下がりそう。

 

坂道のアポロン

 

「坂道のアポロン」まとめ

 

薫と千太郎と律子というドリカム編成の男女が一方通行の片思いをしながら、
それでいて男女の友情という危うく脆いバランスが崩れなかった頃はまだそれぞれの本気度も浅かったかもしれない。

でも、たとえ表面上は崩れたとしても大切な根っこの部分がつながっていたら、
何年経っていようが友情は変わらないものであり、一生もんの宝物。
もう二度と戻らない青春の特別な時間を三人で過ごしたかけがえのない大切な宝物。

ジャズを通して心を一つにした青春×恋愛×音楽がコラボした傑作。
誰の心にもきっと懐かしい青春の思い出アルバムをめくるような作品でした。

 

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